「人手不足だから、後任が決まるまで辞めないでほしい」
「今辞めたら、残ったスタッフや患者さんに迷惑がかかる」
退職を伝えたときにこのように言われ、辞めたいのに動けなくなっている理学療法士もいるのではないでしょうか。
理学療法士は担当患者を持ち、カンファレンス、書類、委員会なども抱えています。自分が抜けた後の現場を想像すると、罪悪感を持つのは自然なことです。
しかし、人手不足を解消する責任と、一人の職員が退職を諦めることは別の問題です。必要な期間を設けて意思を伝え、引き継ぎを行っても退職時期を決めてもらえないなら、職場の都合だけで先延ばしにされている可能性があります。
この記事では、人手不足でも理学療法士が退職できるのか、引き止められたときの伝え方、PT業務の引き継ぎ、職場が退職届を受け取らない場合の相談手順まで解説します。
理学療法士は人手不足でも辞められる
結論からいうと、職場が人手不足であっても、それだけを理由に理学療法士が退職できなくなるわけではありません。
円満退職のために早めの相談や丁寧な引き継ぎは大切ですが、「後任が採用されるまで退職日は決められない」という条件を、職場が一方的に設定できるとは限りません。
人員を確保する責任は職場側にある
採用、配置、業務分担、欠員時の応援体制を整えるのは、病院や施設を運営する側の役割です。
もちろん、退職する職員にも就業規則に沿った申し出や引き継ぎは求められます。しかし、慢性的な欠員を一人の責任感だけで埋め続けることは、健全な人員管理とはいえません。
一人が予定どおり退職すると業務が回らないなら、その職員が無責任なのではなく、休職や退職を想定した体制が不足している可能性があります。
無期雇用では職場の同意がなければ退職できないわけではない
大阪労働局は、期間の定めがない雇用契約について、民法第627条により解約の申し入れから2週間で終了し、会社の同意がなければ退職できないものではないと説明しています。
一方で、就業規則に退職の申し出時期や手続きが定められている場合は、まず内容を確認する必要があります(大阪労働局「よくあるご質問(退職・解雇・雇止め)」)。
「法律上は2週間だから明日退職を伝えればよい」と急ぐのではなく、雇用契約、就業規則、給与形態、職場との協議状況を踏まえて進めることが、トラブルを減らす現実的な方法です。
有期契約では扱いが異なる
契約社員など、雇用期間が定められている場合は、無期雇用と同じように考えることはできません。大阪労働局は、有期契約では原則として契約期間の途中で自由に退職できるわけではなく、やむを得ない事由がある場合などは扱いが異なると説明しています。
契約期間の途中で退職したい場合は、契約書を確認し、職場の人事担当者や公的な労働相談窓口へ個別に相談しましょう。
この記事は一般的な情報を整理したもので、個別の雇用契約について法律判断を行うものではありません。契約形態や職場とのやり取りによって判断が変わる場合があります。
人手不足の職場で辞められないと感じる理由
制度上は退職できると分かっていても、実際に働いている理学療法士は簡単に割り切れません。辞められないと感じる背景には、PT特有の責任感と職場の構造があります。
担当患者を置いていくことに罪悪感がある
長期間担当した患者さんやご家族との関係が深いほど、「途中で担当を変えるのは申し訳ない」と感じやすくなります。退院支援や装具作製が進行中であれば、なおさら退職を切り出しにくくなります。
ただし、患者さんへの責任は、退職を無期限に延期することではなく、必要な情報を次の担当者へ正確に引き継ぐことで果たせます。
残るスタッフの負担が増えると分かっている
一人辞めれば、担当患者、単位数、書類、カンファレンス、委員会などが残ったスタッフへ振り分けられます。仲のよい同僚が忙しくなると分かっているため、自分だけ抜けることをためらう人もいます。
しかし、欠員が出るたびに残る職員へ負担を集中させるか、業務量を減らして採用を進めるかは職場側の判断です。退職する職員一人だけが背負う問題ではありません。
後任が決まるまで待ってと言われる
「求人を出しているが応募がない」「新人が育つまで待ってほしい」と言われると、協力した方がよいように感じます。
数週間だけ退職日を調整するなど、双方が納得した協議なら選択肢になります。一方、採用時期は自分で決められないため、後任採用を退職条件にすると、終了時期が見えなくなります。
狭い業界だから悪く言われそうで怖い
同じ地域の病院や施設で勉強会、地域連携、研究会を通じたつながりがあると、「強引に辞めたと思われたくない」と心配になります。
だからこそ、感情的に退職するのではなく、規定を確認し、早めに伝え、引き継ぎ内容を記録しておくことが重要です。やるべき準備を行った事実が、自分を守る材料になります。
上司から責任感がないと言われる
「こんな忙しい時期に辞めるのか」「患者さんを見捨てるのか」と言われると、自分の判断が間違っているように感じることがあります。
退職時期や引き継ぎの相談と、人格や責任感への評価は分けて考えましょう。必要な手続きを進めているなら、罪悪感だけを理由に撤回する必要はありません。
退職日の相談と一方的な引き止めを見分ける
職場から退職日の調整を頼まれたからといって、すべてが不当な引き止めとは限りません。重要なのは、具体的な期限があり、自分に選択の余地があるかどうかです。
| 職場の対応 | 確認したいこと | 考え方 |
|---|---|---|
| 退職日を数週間調整してほしい | 変更後の退職日が確定するか | 自分が納得できれば協議の余地がある |
| 後任が決まるまで待ってほしい | 採用期限と代替策があるか | 期限がなければ先延ばしになりやすい |
| 異動や業務軽減を提案された | 開始日、期間、業務量が明確か | 口約束だけで撤回しない |
| 退職届を受け取らない | 人事・総務へ提出できるか | 提出した事実が残る方法を検討する |
| 迷惑、無責任と繰り返し責められる | 退職手続きの話が進んでいるか | 感情的な圧力と実務を分ける |
引き止めの条件が魅力的に見えても、退職を考えた根本原因が解消するか確認してください。数か月だけ単位数を減らす、口頭で昇給を約束するといった対応では、欠員が埋まった後に元へ戻る可能性があります。
上司との関係そのものが退職理由になっている場合は、理学療法士で上司と合わないときの判断基準も参考にしてください。
退職を伝える前に準備すること
人手不足の職場ほど、勢いだけで退職を伝えると「今は無理」と押し戻されやすくなります。事前に日付と引き継ぎ案を整理しておきましょう。
雇用契約書と就業規則を確認する
最初に、雇用期間の定めがあるか、退職は何日前までに申し出る規定か、指定書式があるかを確認します。
- 無期雇用か有期雇用か
- 退職申し出の期限
- 退職願・退職届の指定書式
- 提出先と承認経路
- 貸与物や資格証明書類の返却方法
口頭で聞くだけではなく、自分で規定を読んでおくことが大切です。不明な部分は人事や総務へ確認します。
退職希望日を自分で決める
「いつなら辞めてもよいでしょうか」と職場へ判断を委ねると、人手がそろうまで日程が決まらないことがあります。
就業規則、引き継ぎ期間、有給残日数、次の職場の入職日を確認し、まず自分の退職希望日を決めましょう。そのうえで、現実的な範囲で調整します。
退職日・最終出勤日・有給開始日を分ける
有給を使う場合、職員として在籍する最後の日と、実際に出勤する最後の日は異なります。3つの日付を分けておくと、職場との認識違いを防げます。
- 退職日:職員として在籍する最後の日
- 最終出勤日:実際に勤務する最後の日
- 有給開始日:最終出勤後に有給消化へ入る日
残日数から逆算する方法は、理学療法士が退職前に有給消化するスケジュールで詳しく解説しています。
引き継ぐ業務を一覧にする
退職を伝える前に、担当患者、書類、会議、委員会、物品管理などを一覧にしておくと、「急に辞められると困る」という反応に具体的な案を示せます。
すべてを完璧に終わらせることより、未完了の業務と期限を見える状態にすることが重要です。
転職先を先に決めるか考える
在職中に転職先を決めておけば、退職時期を無期限に延ばされにくくなります。また、収入が途切れる不安も減らせます。
ただし、現職の退職日が確定する前に、無理な入職日を約束しないよう注意してください。求人を見ることと応募を決めることは別なので、まず条件を比較するだけでも構いません。
転職する気がなくても求人を見る価値を確認すると、現在の職場に残る場合も含めて判断材料を増やせます。
人手不足の職場へ退職を伝える方法
退職の意思が固まっているなら、「辞めてもよいか相談する」のではなく、「退職する意思と希望日を伝え、手続きを相談する」という順番にします。
直属の上司へ面談時間を依頼する
患者対応中やスタッフがいる場所で突然伝えるのではなく、直属の上司へ個別の時間を依頼します。
「今後の勤務についてお伝えしたいことがあります。少しお時間をいただけますでしょうか」
面談の目的を詳しくメールへ書く必要はありません。記録を残したい場合は、面談を依頼した日と実施日を控えておきます。
退職の意思と希望日を最初に伝える
不満や経緯から長く話すと、上司が一つずつ反論し、退職手続きの話へ進めないことがあります。最初に結論と日付を伝えます。
「一身上の都合により、○月○日をもって退職したいと考えています。意思は固まっています。就業規則に沿って、引き継ぎと必要な手続きを相談させてください」
職場への不満をすべて説明する必要はありません。退職理由の詳細を話すほど引き止め材料が増える場合は、「一身上の都合」「今後の働き方を見直すため」など、必要な範囲にとどめます。
引き継ぎ案を同時に示す
退職希望日だけでなく、最終出勤日までに何を引き継げるかを伝えると、話し合いが感情論から実務へ移りやすくなります。
「担当患者と書類業務は一覧にしています。○日までに後任者への説明を行い、未完了業務は期限と進捗が分かる形で残します」
口頭だけで終わらせず記録を残す
面談後は、確認した退職希望日、最終出勤日、提出書類などをメールや書面で残します。上司から回答を保留された場合も、いつ何を伝えたかを記録しておきましょう。
退職届の提出方法は職場の規定に沿います。上司が受け取らない場合は、人事・総務へ提出先を確認します。
よくある引き止めへの返答例
強く言い返す必要はありません。相手の事情は受け止めつつ、退職する意思と日付へ話を戻します。
「後任が決まるまで待ってほしい」と言われた場合
「人員が厳しい状況は理解しています。ただ、退職の意思と○月○日の希望は変わりません。それまでにできる引き継ぎには協力します」
後任の採用日は確定できないため、「採用されるまで」という条件には安易に同意しない方が安全です。協力できる期限を明確にします。
「患者さんや同僚に迷惑がかかる」と言われた場合
「迷惑を最小限にするため、担当患者の状態と今後の予定を整理して引き継ぎます。退職日については予定どおり進めたいと考えています」
責任を果たす方法を「残り続けること」から「引き継ぎを整えること」へ置き換えます。
「もう少し待てば業務を減らす」と言われた場合
「ご提案ありがとうございます。ただ、長期的に考えて決めたため、今回は退職の手続きを進めさせてください」
残る可能性を検討するなら、担当単位、残業、役割、開始日、継続期間を具体化し、口約束だけで退職を撤回しないことが大切です。
「今辞めたら損害賠償になる」と言われた場合
その場で責任を認めたり、職場が用意した書類へ急いで署名したりせず、主張の根拠と内容を書面で確認しましょう。
特に有期契約の途中や個別の事情がある場合は、自分だけで判断せず、総合労働相談コーナーや弁護士などへ相談してください。
退職届を受け取ってもらえない場合
大阪労働局は、期間の定めがない雇用契約では、会社の同意がなければ退職できないものではないと説明しています。
まず、人事・総務や就業規則上の提出先へ確認します。それでも受け取られない場合は、提出した事実を残せる方法について公的な相談窓口や法律の専門家へ相談しましょう。自己判断で出勤をやめるのではなく、手順を踏んで対応することが大切です。
理学療法士が退職前に引き継ぐ内容
人手不足の職場では、引き継ぎ資料があるだけでも残るスタッフの負担を減らせます。患者情報だけでなく、期限のある書類や院内業務も含めて整理します。
担当患者の情報
- 疾患、発症・手術日、治療経過
- リスク、禁忌、中止基準
- 現在の動作能力と介助方法
- 目標、実施内容、反応
- 退院先と退院予定日
- 家族指導、福祉用具、装具の進捗
- 医師・看護師・MSWなどとの調整事項
電子カルテへ正式に残す情報と、口頭で補足する内容を分けます。患者情報を私物の端末や自宅へ持ち出してはいけません。
書類と算定に関する情報
- 総合実施計画書やリハビリ実施計画書の期限
- カンファレンス予定日
- 退院時指導やサマリーの進捗
- 装具・福祉用具関連の書類
- 算定上の確認事項
- 未完了書類の保管場所と締切
書類が多くて整理できない場合は、理学療法士の書類が終わらない原因と対策も参考にしてください。
委員会・係・物品管理
- 委員会の次回日程と提出物
- 院内研修や勉強会の担当
- 実習生や新人教育の進捗
- 物品発注と在庫管理
- 共有フォルダ内のデータ保管場所
- 貸与物、鍵、名札、端末の返却
後任者が未定でも、業務一覧、次の期限、関係者、保存場所を残しておけば引き継ぎは可能です。「後任がいないから引き継げない」と考える必要はありません。
人手不足で辞められないときの相談手順
上司と話しても退職日が決まらない、退職届を受け取らない、威圧的な言動が続く場合は、一人で同じ交渉を繰り返さず相談先を変えます。
1.やり取りと提出日を記録する
誰に、いつ、どのように退職意思を伝え、何と回答されたかを時系列で記録します。メール、書面、就業規則、雇用契約書も保管してください。
患者情報や職場の機密情報を持ち出すのではなく、自分の雇用と退職手続きに関する資料だけを整理します。
2.人事・総務または上司の上位者へ確認する
直属の上司だけで止まっている場合は、就業規則で定められた提出先、人事、総務、リハビリ部門の責任者などへ手続きを確認します。
「上司を飛ばして批判する」のではなく、「退職意思は伝達済みだが、必要な手続きと提出先を確認したい」と事実を簡潔に伝えます。
3.総合労働相談コーナーへ相談する
厚生労働省の総合労働相談コーナーは、解雇、雇止め、配置転換、賃金、いじめ・嫌がらせなど幅広い労働問題を対象にしています。相談は無料で、面談または電話で利用できます。
退職拒否とほかの労働問題が重なっている場合も、状況に応じた窓口や制度の案内を受けられます(厚生労働省「総合労働相談コーナーのご案内」)。
4.解決が難しければ専門家へ相談する
有期契約の途中、損害賠償を示唆された、健康状態が悪化している、書面を受け取ってもらえないなど、個別判断が必要な場合は、弁護士や労働組合などへの相談も検討します。
無断欠勤や突然の音信不通は、退職手続き、給与、貸与物、職場との連絡をさらに複雑にします。追い込まれているときほど、第三者へ相談してから動きましょう。
退職を伝える前に転職活動を始めてもよい
人手不足を理由に引き止められそうなら、退職を伝える前から求人を比較しても問題ありません。転職活動を始めることと、必ず退職することは別です。
次の選択肢があると引き止めに流されにくい
今の職場しか知らない状態では、「どこへ行っても人手不足」「ここよりよい職場はない」と言われたときに判断できません。
ほかの求人の給料、休日、配置人数、単位数、記録時間、教育体制を確認すれば、現在の環境が一般的なのかを比較できます。
次の職場でも人手不足を繰り返さないために確認する
- PT・OT・STそれぞれの在籍人数と欠員数
- 1日当たりの目標単位数
- カルテや書類を書く時間が確保されているか
- 急な休みや有給時の代診方法
- 直近の退職者数と募集理由
- 委員会、係、勉強会の頻度
- 残業時間と残業代の扱い
求人票だけでは分からない項目は、見学や面接で質問します。具体的な確認方法は、理学療法士が転職で失敗しない職場の選び方で整理しています。
在職中なら日程調整を頼めるサービスも使える
勤務しながら複数の求人へ連絡し、見学や面接の日程を調整するのは負担になります。転職サービスを使えば、希望条件の整理や日程調整を相談できる場合があります。
紹介された求人へ必ず応募する必要はありません。現在の職場より人員体制や休日条件がよい求人があるかを確認し、合わなければ利用を止めることもできます。
サービスごとの違いや使い方は、理学療法士向け転職サービスの比較で確認できます。
引き止めに応じる前に確認したいこと
引き止めに応じて残ること自体が間違いではありません。問題は、罪悪感だけで残り、数か月後に同じ理由で辞めたくなることです。
- 人手不足を解消する採用計画と期限が示されたか
- 担当単位や業務量の変更が具体的か
- 残業や休憩、有給の問題まで改善されるか
- 提案された条件が書面で確認できるか
- 退職を考えた原因が一時的ではなく構造的ではないか
- 半年後も同じ職場で働きたいと思えるか
「新人が入れば楽になる」と何度も言われながら状況が変わっていないなら、今回だけの問題ではない可能性があります。
退職を迷っている場合は、理学療法士が転職を考えるタイミングや、今の職場を見直した方がよいサインもあわせて確認してください。
理学療法士の人手不足と退職に関するよくある質問
理学療法士の人手不足と退職り関するよくある質問に関して解説していきます。
後任が決まるまで退職できないのでしょうか?
後任が決まっていないことだけで、無期限に退職できなくなるわけではありません。茨城労働局も、「新しい人が見つかるまで待て」と言われた事例について、期間の定めがない雇用契約では、使用者の承諾がなくても退職の意思表示から一定期間後に効力が生じると説明しています。
ただし、就業規則や契約形態を確認し、引き継ぎ期間を設けて手続きを進めることがトラブル防止につながります(茨城労働局「やめたいのにダメと言われて困ってる」)。
就業規則に3か月前と書かれていたら従う必要がありますか?
まずは就業規則に沿って早めに申し出るのが安全です。ただし、雇用契約や規定の内容によって法的な扱いは異なります。3か月を待てない事情がある場合や職場と合意できない場合は、公的な労働相談窓口へ個別に確認してください。
担当患者が多い状態で辞めるのは無責任ですか?
退職すること自体が無責任なのではありません。患者さんの状態、リスク、目標、今後の予定を記録し、後任者や上司へ引き継ぐことが大切です。個人が永久に担当し続けるのではなく、組織として継続して支援できる体制が必要です。
転職先を決めてから退職を伝えてもよいですか?
在職中に転職活動を行うことは可能です。ただし、現職の退職日が決まる前に、実現できない入職日を確約しないよう注意します。内定先には退職手続きの状況を正直に伝え、開始日を調整しましょう。
退職前に残った有給を使えますか?
退職前でも、残っている有給休暇を取得できます。ただし、引き継ぎ期間と有給消化期間を同時に確保するには、残日数から早めに逆算する必要があります。詳しくは、退職前の有給消化を断られたときの対処法をご覧ください。
人手不足が理由でも退職代行を使うべきですか?
通常は、就業規則の確認、上司への意思表示、人事・総務への相談、公的窓口への相談から進めます。心身の状態が悪く直接連絡できない、威圧や脅しがある、複雑な契約問題がある場合は、家族、公的窓口、弁護士などへ早めに相談し、自分だけで抱え込まないでください。
まとめ|人手不足を理由に退職を諦める必要はない
理学療法士が退職すると、担当患者や残るスタッフへの影響はあります。しかし、その影響を減らす方法は、退職を無期限に延期することではなく、早めに意思を伝え、具体的な引き継ぎを行うことです。
- 人手不足だけで退職できなくなるわけではない
- 雇用契約書と就業規則を先に確認する
- 退職希望日を決め、意思と日付を明確に伝える
- 後任採用ではなく期限を決めて引き継ぐ
- やり取りを記録し、進まなければ相談先を変える
- 次の職場では人員体制や業務量まで確認する
今の職場に残るか迷っている段階でも、ほかの求人を見れば、人員配置、単位数、休日、残業などを比較できます。比較した結果、現在の職場に残ることも一つの選択です。
一方、具体的な改善策や期限が示されず、罪悪感だけで引き止められているなら、自分の生活と今後の働き方を優先して考えてください。

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